興味深い記事がありました。
世界一乾燥した場所のひとつとして知られる、南米チリのアタカマ砂漠。普段はほとんど雨が降らないこの砂漠が、今、一面の花畑になっているのだそうです。
エルニーニョ現象などの影響で雨が降り、乾燥した大地で一斉に花が咲き始めたのだとか。
「雨が降ったから、花が咲いた」といえばそうなのですが、雨が降らない間、眠っていた種がそこにあったということですよね。厳しい環境の中で、じっと力を蓄え、条件が揃うその瞬間に備えていたのでしょう。だからこそ、雨をきっかけに、一斉に花を咲かせることができたのだと思います。
人の人生にも、似たような時間がありますよね。
何をしてもうまくいかないように感じる時期。
なかなか物事が動かない時期。
じっと耐える時期。
何もしていないのではなく、今置かれている場所でコツコツと経験を重ねたり、そのことで違う考え方ができるようになったり、自分の気持ちを整理してみたり。
「機が熟す」という言葉の意味は、こういうことなのかもしれないと感じました。長い時間をかけて蓄えてきたものがあるから、タイミングが来た時に美しい花を咲かすことができるのだと思います。
アタカマ砂漠に咲く花は、そんなことを教えてくれているように思います。
