
今回ご紹介するのは、パートナー制度をご利用いただいている女性から届いた、ある日の“ふたりの過ごし方”についてのご報告です。
ご本人の了承のもと、一部内容を編集してご紹介させていただきます。
「週に一度の“ふたり時間”」——ビデオ通話で一緒にお買い物
「明日は何が食べたい?」
金曜日の夜、彼から届いたLINEの返信には、いつものようにちょっとしたリクエストが添えられています。
「いちご。お寿司。あと、ジャガビーもあると嬉しいな。」
彼はエンジニアとして在宅勤務をしている50代の男性。数年前に体を壊し、ひとりで買い物に出るのが難しくなってしまいました。
そんな彼と「パートナー契約」を結んだのは、同世代の証券会社に勤める50代の独身女性です。
ふたりは夫婦ではないし、同居もしていません。けれど、契約によって“ふたりで過ごす”関係を選んだカップルです。
週に一度だけ会う休日。
彼女は待ち合わせの前に、スマホ片手にスーパーへ向かいます。
彼とはビデオ通話をつないだまま。
「このいちご、甘そうだね。こっちは小粒だけど安いよ」「じゃあ大きいほうで!」
そんな他愛のないやり取りが、ふたりにとって大切な時間になっています。
「買い物をするだけで、なんだか“生活を一緒にしている感じ”がするんです。」
そう話す彼女の笑顔には、恋人とも、友人とも、少し違う“心地よい距離感”がありました。
“正式な関係”じゃなくても、お互いに思い合える。
ふたりの形は、ふたりで決める。
これが、私たちが提案するパートナー制度です。
次回の更新も、どうぞお楽しみに。